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太陽光発電

【本当に危険?】太陽光パネルの火災リスク、原因から学ぶ安全対策

福島県郡山市の太陽光発電・蓄電池設置業者、フクイシソーラーです!! いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

近年、再生可能エネルギーへの関心が高まり、太陽光発電を導入する家庭が増えています。しかし、太陽光パネルの設置を検討している方の中には、「太陽光パネルって火災のリスクはないの?」「もし火災が起きたらどうすればいいの?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、太陽光パネルの火災に関する疑問を解決し、安全対策について詳しく解説します。この記事を読めば、太陽光パネルの火災がなぜ起こるのか、過去の事例、そして火災を未然に防ぐための具体的な対策まで、太陽光発電を安心して利用するための知識を総合的に理解できます。

太陽光発電システムの導入を検討されている方や、既に設置済みの方、郡山市太陽光パネルの安全対策について知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

太陽光パネルの火災はなぜ起こるのか?

太陽光パネルの火災と聞くと、パネルそのものが燃えるイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、太陽光パネルの主成分であるシリコンやガラスは燃えにくいため、パネル自体が発火することは極めてまれです。では、なぜ太陽光パネルが原因となる火災が発生するのでしょうか。その主な原因は、太陽光発電システムを構成する電気系統の不具合です。

太陽光パネルの火災原因|ホットスポット現象

太陽光パネルの火災の原因の一つに、「ホットスポット現象」があります。これは、パネルの一部に影がかかったり、汚れが付着したりすることで、その部分だけが電力を発生させず、抵抗となってしまう現象です。抵抗となった部分には、周囲の正常なパネルから流れる電流が集中するため、過剰な熱が発生します。この局所的な発熱がホットスポットです。

ホットスポットの温度は、通常70℃から80℃程度ですが、悪条件が重なると100℃を超えることもあります。この高温状態が長時間続くと、パネルのバックシートやEVA(エチレン酢酸ビニル)が劣化・変色し、最終的には発火に至る危険性があります。

太陽光パネルの火災原因|コネクタの接触不良

太陽光発電システムは、複数の太陽光パネルを接続して作られます。この接続部分には「コネクタ」という部品が使われていますが、このコネクタの接続不良も火災の大きな原因となります。コネクタの接続が不十分だと、電気がスムーズに流れず抵抗が生じ、発熱します。

特に、施工不良や経年劣化によってコネクタ内部に水が浸入したり、ホコリがたまったりすると、接触不良が起きやすくなります。コネクタの内部でアーク放電と呼ばれる火花が発生し、周囲のホコリや可燃物に引火することで火災につながるケースも報告されています。

太陽光パネルの火災原因|アーク放電

アーク放電は、太陽光発電システムにおいて非常に危険な現象です。これは、電気が空気中を飛び越えて流れる際に発生する持続的な放電現象で、非常に高温の火花を伴います。

太陽光パネルは、日中常に発電しているため、スイッチを切っても電気が流れ続けています。この状態で配線が損傷したり、コネクタが外れたりすると、アーク放電が発生しやすくなります。アーク放電は3,000℃以上の高温に達することもあり、周囲の太陽光パネルや住宅の屋根材を溶かし、火災を引き起こす可能性があります。

太陽光パネル火災の事例と教訓

実際に発生した太陽光パネルの火災事例を知ることで、安全対策の重要性を再認識できます。過去の事例を見ていきましょう。

過去の太陽光パネル火災事例

2017年には、太陽光パネルのコネクタ部分から出火した火災事例が報告されています。この事例では、コネクタの施工不良が原因で接触不良が起き、発熱・発火に至ったとされています。

また、2019年には、蓄電池システムに接続された太陽光発電設備から出火した事例も報告されました。このケースでは、蓄電池の過充電や配線のショートが原因と考えられています。太陽光発電システムだけでなく、蓄電池システムも火災の潜在的なリスクを抱えていることを示しています。

事例から学ぶ安全対策の重要性

これらの事例から学べる教訓は、太陽光パネルの安全対策には、パネルだけでなくシステム全体にわたる包括的な視点が不可欠であるということです。特に、施工時の品質管理、定期的なメンテナンスの実施、そしてシステム構成部品の経年劣化への配慮が重要です。郡山市太陽光パネルを設置する際は、信頼できる専門業者を選ぶことが、何よりも大切な第一歩となります。

太陽光パネルの火災を防ぐためにできること

太陽光パネルの火災は、適切な安全対策を講じることで、そのリスクを大幅に低減できます。ここでは、ご自身でできる対策と、専門業者に依頼するべき対策に分けて解説します。

自分でできる太陽光パネルの安全対策

1. パネルの日常的な点検

ご自身でできる最も基本的な安全対策は、太陽光パネルを定期的に目視で点検することです。パネルの表面にひび割れやガラスの破損がないか、また、鳥のフンや落ち葉、砂埃などの汚れが付着していないかを確認しましょう。これらの汚れはホットスポットの原因となる可能性があります。手の届く範囲であれば、柔らかい布で優しく拭き取ることも有効です。

2. パワーコンディショナの確認

太陽光発電システムの中核をなすパワーコンディショナには、異常を検知した際にエラー表示が出る場合があります。定期的にパワーコンディショナの表示を確認し、異常がないかをチェックしましょう。エラーが表示された場合は、速やかに設置業者に連絡することが重要です。

業者にお願いできる安全対策

1. 定期的な専門点検とメンテナンス

太陽光パネルの火災リスクを根本的に減らすためには、専門業者による定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。専門業者による点検では、パネルの表面温度をサーモグラフィーカメラで測定し、ホットスポットの有無を確認したり、コネクタ部分の緩みや劣化をチェックしたりします。

太陽光発電システムは、屋外で常に風雨にさらされているため、経年劣化は避けられません。一般的に、太陽光パネルの点検は4年に1度程度が推奨されています。蓄電池システムと併せて点検することで、より包括的な安全対策が可能です。郡山市で実績のある信頼できる業者に依頼しましょう。

2. 適切な施工業者の選定

太陽光パネルの火災の多くは、施工不良に起因しています。適切な知識と技術を持った施工業者を選ぶことが、最も重要な安全対策と言えます。施工実績や保有資格、アフターサポート体制などを十分に確認し、複数の業者を比較検討することをおすすめします。

太陽光パネル火災は火災保険で補償される?

太陽光パネルの火災リスクに備える上で、火災保険が適用されるかどうかも重要なポイントです。

火災保険の適用範囲

太陽光パネルの火災による損害は、基本的に火災保険の補償対象となります。火災保険は、落雷や風災、雪災などの自然災害による損害も補償の対象となることが一般的です。ただし、契約内容によって補償範囲は異なるため、ご自身の火災保険の契約内容を改めて確認することが重要です。

蓄電池も火災保険の対象になる?

太陽光発電システムと蓄電池システムを併設している場合、蓄電池火災保険の対象となるか確認が必要です。多くの火災保険では、住宅に付帯する設備として蓄電池も補償対象に含まれていますが、念のため保険会社に確認しておきましょう。また、郡山市では蓄電池導入に対する補助金制度がある場合もありますので、郡山市のホームページ等で確認してみるのも良いでしょう。

まとめ

この記事では、太陽光パネルの火災リスクとその安全対策について詳しく解説しました。太陽光パネルの火災は、ホットスポットコネクタの接触不良、アーク放電などが原因で起こります。火災のリスクを減らすためには、太陽光発電システムの定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。

郡山市太陽光発電や蓄電池システムの導入を検討されている方、または既に設置されている方は、ぜひこのコラムを参考に、安心して太陽光発電を利用してください。ご不明な点があれば、お気軽に専門業者にご相談ください。

フクイシソーラーでは、郡山市を中心に、太陽光発電・蓄電池の設置から、アフターメンテナンスまで一貫してサポートしております。お客様に安心して太陽光発電をご利用いただくために、丁寧な施工と充実したサポート体制を整えております。郡山市での太陽光発電に関するご相談は、ぜひフクイシソーラーにお任せください。

 

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