FIT終了後はどうなる!?売電or蓄電池導入どちらがいいの?
福島県郡山市の太陽光発電・蓄電池設置業者、フクイシソーラーです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
太陽光発電を設置されている方、あるいはこれから設置を検討されている方の中には、「FIT制度が終了したら、うちの太陽光発電はどうなるのだろう?」「売電収入が減ってしまうのかな?」「蓄電池って本当にメリットがあるの?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、太陽光発電のFIT制度の基本から、制度終了後の賢い選択肢、そして近年注目度が高まっている家庭用蓄電池導入の具体的なメリットについて、郡山市の皆様にも分かりやすく解説します。さらに、FIT終了後の売電事情や、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで実現する経済的・環境的メリット、災害への備えについても詳しくご紹介します。
太陽光発電をすでに導入済みでFIT期間満了が近づいている方、これから太陽光発電や蓄電池の導入を検討されている方は、ぜひ最後までじっくりとお読みください!
目次
FIT制度とは?
太陽光発電の導入を考える上で、必ず耳にするのが「FIT制度」という言葉です。まずは、このFIT制度の基本的な内容を見ていきましょう。太陽光発電と蓄電池の組み合わせを検討する上でも、FIT制度の理解は不可欠です。
制度の概要
FIT制度とは、「Feed-in Tariff(フィードインタリフ)」の略称で、正式名称を「固定価格買取制度」といいます。この制度は、太陽光発電や風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電といった再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、国が定めた価格で一定期間、電力会社が買い取ることを義務付けるものです。太陽光発電の場合、発電した電力のうち自宅で消費しきれなかった余剰電力が買取対象となります。
このFIT制度が導入された主な目的は、再生可能エネルギーの導入を促進し、日本のエネルギー自給率向上と地球温暖化対策に貢献することです。買取価格が比較的高めに設定されていた初期には、売電収入による経済的なメリットも大きく、太陽光発電導入の大きな動機となりました。この制度があるからこそ、多くの人々が太陽光発電に注目し、クリーンなエネルギー利用への関心が高まったのです。
2025年度におけるFIT制度の売電単価
FIT制度における太陽光発電の売電単価は、毎年度、経済産業大臣が専門家の意見を聞いた上で決定されます。新規で太陽光発電を設置する場合、その年度に認定された価格で、原則として10kW未満の住宅用太陽光発電では10年間、10kW以上の産業用太陽光発電では20年間、電力が買い取られます。
気になる2025年度(令和7年度)の住宅用太陽光発電(10kW未満)の調達価格(売電単価)ですが、2024年度と比べて少し下落しました。2025年の4~9月は10年間一律15円/kWh、10月~3月は最初の4年間は24円/kWh、残りの6年間が8.3円/kWhとなります。
このようにFIT制度における売電価格も下落傾向にあることを頭に入れておくことが、今後、太陽光発電・蓄電池を有効活用していくうえで重要です。
FIT終了後の売電はどうなる?
太陽光発電を設置し、FIT制度を利用して売電を行っている多くのご家庭にとって、10年間の買取期間が終了した後のことは大きな関心事です。「FITが終わったら、発電した電気はどうなるの?」「売電収入は全くなくなってしまうの?」といった不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、FIT終了後の太陽光発電の売電に関する実情と、郡山市の皆様が取り得る対策について詳しく解説します。
FIT終了後は売電収入が減少
FIT制度による10年間の固定価格買取期間が終了することを「卒FIT」と呼びます。卒FITを迎えると、これまで国が定めた比較的高い単価で買い取られていた余剰電力の売電価格が、大幅に下落するのが一般的です。東北電力では、FIT期間中15円/kWh(2025年6月現在)だったものが、卒FIT後売電単価が9円/kWh(2025年6月現在)となってしまいます。
売電収入が大幅に減少するということは、太陽光発電導入時に期待していた経済的メリットが薄れることを意味します。そのため、FIT期間満了が近づいてきたら、早めに卒FIT後の対策を検討することが非常に重要になります。
FIT終了後の対策
FIT期間が終了した後も、太陽光発電が発電能力を失うわけではありません。引き続き貴重なクリーンエネルギーを生み出し続けます。問題は、その発電した電気をいかに有効活用するかです。主な対策としては、以下の3つが考えられます。
余剰電力の売電を継続する
大手電力会社(東北電力など)や多くの新電力が、卒FIT世帯向けの余剰電力買取プランを提供しています。前述の通り買取価格は下がりますが、何もしないよりは収入になります。
自家消費率を高める
発電した電気を売るのではなく、できるだけ自宅で使い切る「自家消費」にシフトする方法です。日中に発電した電気を積極的に使う、エコキュートや電気自動車(EV)の充電に活用するなど工夫次第で買電量を減らせます。
蓄電池を導入して自家消費を最大化する
これが最も効果的で注目されている対策です。昼間に太陽光発電で発電した余剰電力を蓄電池に貯め、発電しない夜間や天候の悪い日に使用することで、電力会社から購入する電気量を大幅に削減できます。
これらの対策の中で、長期的なメリットが大きいと考えられるのが「蓄電池の導入による自家消費の最大化」です。次の章で、その理由と具体的なメリットを詳しく見ていきましょう。
おすすめは蓄電池導入による自家消費
FIT制度の固定価格買取期間が終了した後、太陽光発電で発電した電気を最も賢く、そして有効に活用する方法として、家庭用蓄電池の導入が強く推奨されます。ここでは、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることの具体的なメリットについて解説します。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせのメリット
太陽光発電と家庭用蓄電池を連携させる最大のメリットは、電力の自家消費率を大幅に高められる点です。太陽光発電は日中に発電しますが、家庭での電力消費が多いのは朝夕や夜間であることが一般的です。蓄電池があれば、日中に太陽光発電で発電して使い切れなかった余剰電力を蓄え、電力需要が高まる時間帯や、太陽光発電が稼働しない夜間、雨天時などにその蓄えた電気を使用することができます。
これにより、電力会社から購入する電気の量を大幅に削減でき、電気料金の節約に繋がります。特に、卒FIT後は売電単価が大きく下がるため、売電するよりも自家消費した方が経済的メリットが大きくなるケースがほとんどです。これが、蓄電池導入をお勧めする大きな理由です。
主要電力会社や新電力への売電
FIT制度の固定価格買取期間が終了した後、太陽光発電で発電した余剰電力をどうするか、という問題に直面します。前章では、蓄電池を導入して自家消費を最大化する方法を推奨しましたが、すべての家庭ですぐに蓄電池を導入できるわけではありません.。また、蓄電池を導入しつつも余剰電力が発生する場合には、電力会社に売電を継続するという選択肢も残されています。
FIT終了後の売電プラン
FIT期間が満了すると、自動的にそれまでの売電契約は終了します。その後、余剰電力を売電し続けたい場合は、新たに電力会社と契約を結び直す必要があります。多くの大手電力会社(例えば、郡山市を含む東北エリアでは東北電力)や、電力自由化によって参入した新電力会社が、卒FIT世帯向けの余剰電力買取プランを提供しています。
これらのプランの買取価格は、FIT期間中のような国が保証した高単価ではなく、各社が独自に設定しています。一般的には、1kWhあたり7円から11円程度が相場となっており、FIT期間中の価格(例えば20円~40円台/kWh)と比較すると大幅に下がることは避けられません。しかし、全く売電できなくなるわけではなく、わずかでも収入を得ることは可能です。
また大手電力会社だけでなく、様々な新電力の買取プランを比較検討することができます。プランによっては、特定のポイントが付与されたり、他のサービスとセットで割引が適用されたりする場合もあります。ただし、買取単価だけでなく、契約期間の縛りや解約条件なども確認することが重要です。太陽光発電で得た電気を無駄にしないためにも、ご自身の状況に合ったプランを見つけることが求められます。
まとめ:郡山市で太陽光発電・蓄電池導入をご検討の皆様へ
本記事では、「FIT終了後はどうなる!?売電と蓄電池のメリットとは?」というテーマのもと、太陽光発電のFIT制度の概要、FIT終了後の売電事情、そして最も効果的な対策としての蓄電池導入のメリットについて詳しく解説してきました。
太陽光発電と蓄電池の組み合わせは、卒FIT後の太陽光発電を最も有効に活用し、経済的メリット、防災対策、環境貢献という多面的な価値を生み出すための賢い選択です。郡山市で太陽光発電をご利用中の方、そしてこれから太陽光発電や蓄電池の導入をお考えの方は、ぜひこの機会に、ご自身のライフスタイルやエネルギーの使い方を見直し、最適なシステム導入をご検討ください。
また、2025年度、太陽光発電・蓄電池をご検討されている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にフクイシソーラーまでご相談ください。
福島県郡山市での豊富な太陽光発電・蓄電池設置実績と専門知識を活かし、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適なプランをご提案させていただきます。
疑問点や不安なことなど、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。
商品選びはもちろん補助金の申請までしっかりサポートさせていただきます。
対応エリア:福島県田村市・福島県郡山市・福島県福島市・宮城県仙台市 その他エリアも対応