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太陽光発電

売電のメリットは薄い!?最近の売電市場の傾向を徹底解説!

福島県郡山市の太陽光発電・蓄電池設置業者、フクイシソーラーです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

「太陽光発電の売電価格は最近どうなっているの?」「売電収入だけで本当にメリットがあるのかな?」「太陽光発電を導入するなら、何に気をつければいいんだろう?」こんな疑問をお持ちではないでしょうか。太陽光発電の導入を検討する際、売電価格の動向や、本当に経済的なメリットがあるのかは非常に気になるところです。特に最近では電気代の高騰も著しく、太陽光発電や蓄電池への関心が一層高まっています。

この記事では、太陽光発電の売電の基本的な仕組みから、最近の売電価格の傾向、そして売電だけに頼らない太陽光発電の賢い活用法について、詳しく解説します。

太陽光発電や蓄電池の導入を検討中の方はもちろん、すでにご自宅に太陽光発電を設置されている方で、これからの運用方法について考えている方にも、ぜひ最後までお読みいただきたい内容です。

太陽光発電の売電の流れ

解説

太陽光発電を導入すると、発電した電気をどのように活用し、売電に至るのでしょうか。太陽光発電で作られた電気の売電には、主に「蓄電池がない場合」と「蓄電池がある場合」で流れが少し異なります。ここからは、それぞれのケースにおける太陽光発電の電気の流れと売電の仕組みについて、分かりやすく解説します。

蓄電池なしの場合の太陽光発電と売電

蓄電池を設置していない太陽光発電の場合、電気の流れは比較的シンプルです。
まず、ご自宅の屋根などに設置されたソーラーパネルが太陽光を受けて発電します。この発電された電気は、パワーコンディショナという装置によって家庭で使用できる交流電力に変換されます。
日中、太陽光発電が発電している間は、その電気をまずご家庭の電灯や家電製品などの電力として使用します。これを「自家消費」と呼びます。自家消費で使いきれない電気を電力会社の送電網を通じて自動的に売電します。これが、蓄電池がない場合の売電の流れです。

蓄電池ありの場合の太陽光発電と売電

次に、太陽光発電に加えて蓄電池を設置している場合の電気の流れについて説明します。蓄電池を導入すると、太陽光発電で発電した電気の活用方法がさらに広がります。

日中に太陽光発電が発電した電気は、まず蓄電池なしの場合と同様に家庭内で自家消費されます。そして、自家消費しても電気が余った場合、その余剰電力を蓄電池に充電することができます。これにより、太陽光発電ができない夜間や、雨天などで発電量が少ない時に、蓄電池に貯めた電気を使用することが可能になります。
もし、自家消費し、さらに蓄電池も満充電になっても余った電力を電力会社に売電するという流れになります。

太陽光発電の売電のメリットは?

太陽光発電を導入する大きな動機の一つに「売電」があります。発電した電気を電力会社に買い取ってもらうことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、太陽光発電の売電に関する主なメリットについて、分かりやすく解説します。

売電収入を得られる太陽光発電の魅力

太陽光発電の最も直接的なメリットは、発電した電気を売ることで売電収入を得られる点です。
日中に太陽光発電が発電した電力のうち、ご家庭で使い切れなかった余剰電力を電力会社が買い取ってくれます。例えば、年間の売電量が4,000kWhで、売電単価が2025年度の東北電力の9円/kWhだった場合、年間で36,000円の売電収入が見込めます。これは、家計にとって少なくないプラスとなるでしょう。

太陽光発電で電気が無駄にならない

太陽光発電を導入することで、せっかく発電した貴重な電気が無駄になることを防げます。
もし太陽光発電で作った電気を自家消費するだけで、余った電気を売電できないとしたら、日中に家を空けていることが多いご家庭などでは、発電した電気の多くが使われないままになってしまいます。しかし、売電という仕組みがあるおかげで、自宅で使い切れなかった電気も有効に活用され、経済的な価値を生み出します。

これは、エネルギー資源の有効活用という観点からも非常に重要です。太陽光発電は再生可能エネルギーであり、そのエネルギーを最大限に活かすことは、持続可能な社会の実現にも貢献します。

FITを使えば太陽光発電の売電収入が増える

太陽光発電の売電において非常に重要なのが「FIT制度(固定価格買取制度)」です。
FIT制度とは、再生可能エネルギーで発電された電気を、電力会社が国が定めた価格で一定期間買い取ることを義務付ける制度です。太陽光発電の場合、一般的に10kW未満の住宅用太陽光発電であれば10年間、固定された価格で電気を買い取ってもらえます。

この制度の最大のメリットは、買取価格が一定期間保証されるため、導入後の売電収入の見通しが立てやすい点です。制度開始当初は、太陽光発電の普及を促進するために比較的高単価な買取価格が設定されていました。例えば、2012年度の住宅用太陽光発電(10kW未満)のFIT買取価格は42円/kWhでした。この時期に太陽光発電を導入した方は、高い売電単価の恩恵を長期間受けることができました。

ただし、近年はこのFIT買取価格が年々低下している傾向にあり、太陽光発電の活用方法も変化してきています。それでも、FIT制度は太陽光発電の導入を後押しする重要な制度であることに変わりはありません。太陽光発電による売電収入は、このFIT制度によって支えられている面が大きいです。

太陽光発電は売電より自家消費型が主流に!蓄電池の役割とは

かつて太陽光発電といえば、「売電で儲ける」というイメージが強かったかもしれません。しかし、最近の福島県郡山市を含む全国的な傾向として、太陽光発電の電気は売電するよりも「自家消費」する方が経済的メリットが大きいという考え方が主流になりつつあります。この背景には、売電価格の下落と電気代の高騰という2つの大きな要因があります。そして、この自家消費を最大限に活かすために重要な役割を果たすのが「蓄電池」です。

自家消費型太陽光発電の方がメリットが大きい理由

太陽光発電で発電した電気を売る(売電)よりも、自宅で使う(自家消費)方がお得になる主な理由は、売電価格が下がり続けている一方で、電力会社から購入する電気の価格が上がり続けているからです。つまり、「売る電気の単価 < 買う電気の単価」という状況が顕著になっているのです。この状況下では、太陽光発電の電気をできるだけ多く自家消費し、電力会社から買う電気の量を減らすことが、最も経済合理性の高い選択となります。太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、自家消費率を大幅に高めることが可能です。

太陽光発電の売電価格の下落とその影響

太陽光発電のFIT制度(固定価格買取制度)における売電価格は、制度開始当初と比較して大幅に下落しています。例えば、住宅用太陽光発電(10kW未満)の場合、2012年度には42円/kWhだった売電価格が、2025年6月15円/kWhまで低下しています.

この売電価格の低下は、売電による収入を主な目的として太陽光発電の導入を考えていた方にとっては、以前ほどの「うまみ」は感じにくくなっています。

電気代の高騰と太陽光発電・蓄電池の価値

一方で、私たちが電力会社から購入する電気の料金は、近年著しく高騰しています。この主な原因としては、化石燃料価格の世界的な上昇や、円安の影響、そして再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の負担増などが挙げられます。

この「買う電気の単価 > 売る電気の単価」という状況こそが、自家消費型の太陽光発電が主流になっている最大の理由です。そして、この自家消費をさらに効率的に行うために、太陽光発電と蓄電池の組み合わせが注目されています。蓄電池があれば、日中に使いきれなかった太陽光発電の電気を貯めておき、太陽が沈んで発電できない夜間や、天候が悪く発電量が少ない日中に使うことができます。これにより、電力会社から高い電気を買う量を最大限に減らすことが可能となるのです。

まとめ:「郡山市」で太陽光発電・蓄電池導入をご検討の皆様へ

プロへの安心感

今回は、「太陽光発電の売電価格はいくら?最近の傾向とメリットを徹底解説!」というテーマで、太陽光発電の売電の仕組み、売電価格の推移、そして自家消費の重要性について詳しくご説明しました。

この記事が、太陽光発電並びに蓄電池導入をご検討の方にとって、一助となれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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