太陽光発電のメンテナンス、自分でできること・プロに任せること!
福島県郡山市の太陽光発電・蓄電池設置業者、フクイシソーラーです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
太陽光発電を導入された方、あるいはこれから導入を検討されている方にとって、「メンテナンスって必要なの?」「自分でどこまでできるの?」「業者に頼むといくらかかるの?」といった疑問は尽きないことでしょう。太陽光発電を設置されているご家庭は増えていますが、適切なメンテナンスが重要であることはあまり知られていないかもしれません。
この記事では、郡山市で太陽光発電をご利用の皆様や、これから太陽光発電の導入をお考えの皆様に向けて、太陽光発電のメンテナンスに関するあらゆる情報をお届けします。具体的には、ご自身でできる日常的なメンテナンス方法、専門業者に依頼すべき専門的な点検内容、そして気になる費用相場まで、詳しく解説していきます。
太陽光発電の導入を検討中の方、すでに太陽光発電をお使いでメンテナンスについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
メンテナンスが不可欠な3つの理由と放置リスク【郡山市】
太陽光発電を導入し、その恩恵を最大限に受けるためには、適切なメンテナンスが不可欠です。ここでは、太陽光発電のメンテナンスがなぜ必要なのか、その主な3つの理由と、メンテナンスを怠った場合にどのようなリスクがあるのかを解説します。
発電効率の維持・向上
太陽光発電のメンテナンスを行う最大の目的の一つは、発電効率を常に最適な状態に保つことです。太陽光パネルの表面に汚れ(砂埃、鳥のフン、落ち葉、花粉など)が付着すると、太陽光が遮られてしまい、発電量が低下します。また、パワーコンディショナのフィルター詰まりや内部部品の劣化も、変換効率の低下に繋がります。定期的な清掃や点検によってこれらの問題を解消し、発電効率を維持・向上させることで、売電収入の最大化や自家消費量の増加に繋がり、太陽光発電導入の経済的メリットをしっかりと享受できます。
故障の早期発見と予防
太陽光発電も機械である以上、経年劣化や何らかの原因で故障する可能性があります。メンテナンスを定期的に行うことで、機器の小さな異常や劣化のサインを早期に発見できます。例えば、太陽光パネルのフレームの緩み、配線の損傷、パワーコンディショナの異音や異臭、接続箱内部の端子の緩みなどです。これらの初期症状の段階で対処すれば、比較的簡単な修理や部品交換で済む場合が多く、修理費用も抑えられます。
安全性の確保
太陽光発電は電気を扱う設備であるため、安全性は何よりも優先されなければなりません。メンテナンスを怠ると、配線の被覆の劣化や接続部分の緩みによる漏電、パワーコンディショナ内部の部品の故障による発熱や発煙、最悪の場合は火災といった重大な事故に繋がるリスクが高まります。
メンテナンスを怠った場合の具体的なリスク
もし太陽光発電のメンテナンスを怠ってしまうと、以下のような具体的なリスクが顕在化する可能性があります。
発電量の著しい低下
パネルの汚れや機器の不具合により、期待していた発電量が得られず、売電収入の減少や自家消費の不足による電気代の増加に繋がります。
システムの寿命短縮
軽微な不具合が放置されることで、機器全体の劣化が早まり、太陽光発電全体の寿命が短くなる可能性があります。
メーカー保証の対象外となる可能性: 多くの太陽光発電機器メーカーは、保証条件として適切なメンテナンスを推奨しています。メンテナンスを怠ったことが原因で故障した場合、保証期間内であっても保証が適用されないケースも考えられます。
修理費用の高額化
早期発見・早期対処であれば少額で済んだはずの修理が、放置によって大規模な修理や機器交換が必要となり、結果的に高額な出費を強いられることになります。
これらのリスクを回避し、郡山市で太陽光発電を安全かつ効率的に長期間運用するためには、日常的な点検と専門業者による定期的なメンテナンスが欠かせません。
自分でできる!日常のセルフメンテナンスと点検ポイント【郡山市】
太陽光発電の性能を維持し、長持ちさせるためには、専門業者による定期点検だけでなく、ご自身でできる範囲の日常的なメンテナンスも重要です。ここでは、お住まいの太陽光発電ユーザーの皆様が、安全に気を付けながらご自身で行えるメンテナンス項目と、その際の注意点について具体的に解説します。
太陽光パネルの目視点検
太陽光パネルは太陽光発電の顔とも言える部分です。屋根の上など高所に設置されている場合が多いため、無理のない範囲で、地上から双眼鏡などを使って定期的に目視点検を行いましょう。
パネル表面の汚れ
確認ポイント 砂埃、土埃、落ち葉、鳥のフン、花粉などが広範囲に付着していないか。特に、一部のセルだけが極端に汚れていると、ホットスポット(局所的な発熱)の原因になることもあります。
対応 軽い汚れであれば、雨で自然に洗い流されることも多いです。しかし、こびり付いた汚れや広範囲の汚れが長期間続く場合は、発電量低下の原因となるため、専門業者に清掃を依頼することを検討しましょう。
パネルの破損や異常
確認ポイント ガラス面のひび割れ、欠け、変色、焼けたような跡、フレームの歪みやガタつき、架台の固定ボルトの緩みなどがないか。台風や強風、積雪の後に特に注意して確認しましょう。
対応 パネルに物理的な損傷が見られる場合は、発電効率の低下だけでなく、漏電などの危険性も伴います。速やかに設置業者や専門のメンテナンス業者に連絡し、点検・修理を依頼してください。
パワーコンディショナ(パワコン)のチェック
パワーコンディショナは太陽光発電の心臓部であり、その状態を良好に保つことが重要です。以下の点を定期的に確認しましょう。
運転状況の確認
確認ポイント パワーコンディショナの表示ランプが正常に点灯しているか。エラーコードが表示されていないか.。取扱説明書で正常な状態を確認しておきましょう。
対応 エラー表示が出ている場合や、いつもと違うランプの点灯パターンである場合は、取扱説明書を確認し、必要であれば設置業者やメーカーに問い合わせてください。
異音や異臭の有無
確認ポイント 運転中に「ジー」「ブーン」といった通常の運転音以外の、焦げ臭いにおいや普段と違う大きな音(異音、うなり音、きしみ音など)がしていないか。
対応 異音や異臭は、内部部品の劣化や故障のサインである可能性があります。ただちに運転を停止できる場合は停止し(取扱説明書参照)、速やかに専門業者に点検を依頼してください。無理に使い続けると、故障が拡大したり、火災の原因になったりする危険性があります。
フィルターの清掃(該当機種の場合)
確認ポイント パワーコンディショナには、冷却のために外気を取り込むための吸気口や排気口にフィルターが設置されている機種があります。このフィルターにホコリが詰まっていないか確認します。
対応: フィルターがホコリで目詰まりすると、冷却効率が低下し、パワーコンディショナ内部の温度が上昇して性能低下や故障の原因となります。取扱説明書に従い、定期的にフィルターを取り外して掃除機でホコリを吸い取るか、水洗い(機種による)してください。清掃後は完全に乾かしてから元に戻します。
発電量のモニタリング
太陽光発電の発電量表示モニタを日常的に確認することは、システムの異常を早期に発見するための非常に有効な手段です。毎日の発電量をチェックする習慣をつけましょう。
確認ポイント 天候との比較: 晴れた日の発電量が、過去の同じような天候の日と比較して著しく低くないか。
月ごとの比較: 前年の同じ月の発電量と比較して、極端な差がないか(天候による変動は考慮する)。
時間帯ごとの発電パターン: 日の出から日没までの発電量の推移が、いつもと大きく異なっていないか。
異常を感じたら
明らかに発電量が少ない状態が続く、あるいは全く発電していないといった場合は、太陽光パネルの汚れや破損、パワーコンディショナの故障、配線の断線など、何らかのトラブルが発生している可能性があります。まずは自分で確認できる範囲(ブレーカーが落ちていないかなど)をチェックし、解決しない場合は速やかに設置業者や専門のメンテナンス業者に相談しましょう。
これらのご自身でできるメンテナンスは、あくまで初期的なチェックです。異常を発見した場合や、専門的な知識・技術が必要な場合は、無理をせず専門業者に依頼することが重要です。特に高所作業や電気系統の扱いは危険を伴うため、ご自身で作業するのは絶対に避けましょう。
プロに依頼する定期点検・メンテナンス
太陽光発電は、太陽光パネル、パワーコンディショナ、接続箱、配線など、多くの電気部品で構成されています。これらの部品は経年劣化したり、外的要因(天候、小動物など)により損傷したりする可能性があります。定期点検では、以下のような目視では判断が難しい部分や、専門的な測定が必要な箇所を詳細にチェックします。
太陽光パネル(太陽電池モジュール)の点検
外観点検(汚れ、破損、変色、フレームの歪み、鳥の巣など)
IVカーブ測定(発電性能の詳細なチェック、オプションの場合あり)
赤外線サーモグラフィ診断(ホットスポット、バイパスダイオードの異常検知)
端子部の緩み、焼損、腐食の確認
パワーコンディショナの点検
外観点検(異音、異臭、発熱、腐食、破損)
運転データ確認(発電量、エラー履歴)
内部点検(端子緩み、部品の劣化、コンデンサの膨張など)
フィルター清掃または交換
絶縁抵抗測定、出力電圧・電流測定
接続箱・集電箱の点検
外観点検(破損、腐食、水濡れ跡)
内部点検(端子緩み、焼損、ヒューズの状態)
開閉器の動作確認
配線・ケーブル類の点検
被覆の損傷、劣化、固定状態の確認
コネクタ部分の接続状態、防水性の確認
架台・設置状況の点検
架台のボルトの緩み、サビ、腐食
基礎部分の確認(地上設置の場合)
屋根材への影響、雨漏りの有無(屋根設置の場合)
システム全体の電気測定
絶縁抵抗測定(システム全体の漏電チェック)
接地抵抗測定(アースが適切に機能しているか)
これらの専門的な点検を通じて、太陽光発電の潜在的な問題を早期に発見し、大きなトラブルに発展する前に対処することが可能になります。結果として、太陽光発電の長寿命化、発電量の最大化、そして何よりも安全性の確保に繋がります。
太陽子発電の仕組みや主要機器について知りたい方はこちらからhttps://fukuishi-solar.com/blog/2830/
定期点検の推奨頻度
太陽光発電の定期点検の頻度は、法律で義務付けられているものと、メーカーが推奨するものがあります。
一般家庭用の低圧(50kW未満)の太陽光発電の場合、法的な点検義務はありませんが、、設置から1年後、その後は4年に1回程度の定期点検が推奨されています。
参照:https://www.city.tokamachi.lg.jp/material/files/group/21/guide_line.pdf
定期点検の費用相場
専門業者に太陽光発電のメンテナンスを依頼する際の費用は、システムの規模(kW数)、点検内容の詳細度、業者の料金体系、出張費などによって変動します。あくまで一般的な目安ですが、住宅用太陽光発電(10kW未満)の場合、1回の定期点検費用は2万円~5万円程度が相場とされています。
まとめ:太陽光発電をご検討の皆様へ【郡山市】
この記事では、「太陽光発電のメンテナンス、自分でできること・プロに任せること!費用相場や長持ちの秘訣も解説」と題し、郡山市で太陽光発電をご利用、または導入をご検討中の皆様に向けて、メンテナンスの重要性から具体的な方法、費用相場まで幅広く解説してきました。
フクイシソーラーでは、郡山市および周辺地域での太陽光発電の設置工事から、きめ細やかなアフターフォローまで、丁寧にサポートさせていただいております。太陽光発電や蓄電池に関するご相談、メンテナンスのご依頼は、どうぞお気軽に弊社までお問い合わせください。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。今後とも、皆様のお役に立てる情報発信を続けてまいります。
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