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太陽光発電

【完全版】太陽光発電の発電量を簡単計算!自宅の年間発電量がわかる方法

福島県郡山市の太陽光発電・蓄電池設置業者、フクイシソーラーです!!
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 

太陽光発電を自宅に導入したいけれど、
「実際にどのくらい発電できるのか分からない」
「発電量が予想より少なかったらどうしよう」
「見積もりで出された発電量の根拠がわからず不安」
と感じていませんか?

 

発電量の計算は、設置後の光熱費削減や売電収入の見込みを立てるうえで非常に重要です。
しかし、太陽光発電の発電量は設置環境や地域の日射量、システムの容量など多くの要素によって左右され、計算方法も複雑に感じる方が多いのが実情です。

 

そこで本記事では、初心者でも簡単に自宅の年間発電量を計算できる方法を、必要な情報やポイントを交えながらわかりやすく解説します。
これを読めば、見積もり時に発電量の妥当性を自分で判断できるようになり、納得して太陽光発電導入の判断ができるようになります。

 

一緒に、その扉を開いてみましょう!

 

1. 太陽光発電の「発電量」とは?基本の考え方を解説

太陽光発電の「発電量」とは?

太陽光発電の「発電量」とは、太陽の光エネルギーを電気エネルギーに変換して得られる電力量のことです。
一般的には「年間発電量(kWh)」で表され、1年間でどれだけの電気を発電できるかを示します。

発電量は主に以下の3つの要素で決まります。

 

システム容量(kW)

設置する太陽光パネルの最大出力。
大きいほど発電量も増えます。

 

日射量(kWh/m²/年)

その地域で1年間にどれだけ太陽の光が降り注ぐかの指標。
日射量が多い地域ほど発電量が多くなります。

システム損失(%)

パネルの汚れ、変換ロス、配線損失などによる実際の発電効率の低下分。
一般的には10〜15%程度を見込みます。

 

これらの関係は、単純に「発電量 ≒ システム容量 × 日射量 × (1 − 損失率)」で概算されます。
太陽光発電の発電量は設置環境に大きく影響されるため、見積もりや計算時にはこの基礎知識を理解することが重要です。

 

 

2. 年間発電量の計算方法は?必要な情報と公式を紹介

年間発電量の計算方法
太陽光発電の年間発電量を計算するためには、以下の3つの情報が必要です。
1.システム容量(kW)
2.年間日射量(kWh/m²)
3.システム損失率(%)

 

具体的な計算式

年間発電量(kWh)=システム容量(kW)×年間日射量(kWh/m²)×(1−損失率)
たとえば、4kWのシステム容量で、年間日射量が1,200kWh/m²、損失率が13%の場合は、
4 × 1,200 × (1−0.13) = 4 × 1,200 × 0.87 = 4,176 kWh
この計算で、年間約4,176kWhの発電が見込めることになります。

 

日射量の入手方法
日射量は気象庁や地方自治体の公開データ、または太陽光発電システムメーカーや見積もり業者のシミュレーションで入手可能です。

 

 

3. 【住宅別】発電量の目安一覧(3kW〜10kW)をチェック

発電量の目安一覧
住宅の太陽光発電システム容量は一般的に3kWから10kWの範囲で設置されることが多いです。
容量別の年間発電量の目安を把握しておくと、導入後の電気代削減の計画が立てやすくなります。

 

システム容量 年間発電量の目安(kWh) 備考
3kW 約3,000~3,500 小型の戸建て住宅に多い
5kW 約5,000~5,800 一般的な住宅でよく選ばれる容量
7kW 約7,000~8,000 広めの屋根に設置可能
10kW 約10,000~11,500 大型住宅や太陽光発電に積極的な家庭向け

 

この目安は、地域の日射量や設置角度・方位によって変わりますが、導入の目安として参考になります。

 

 

4. 都道府県別の日射量データを活用するには?

都道府県別の日射量データを活用

太陽光発電投資の利回りを高めるためには、設置場所の「日射量」が極めて重要です。
都道府県ごとに日照条件は大きく異なるため、地域特性を踏まえた判断が求められます。
例えば、年間日射量が多い九州・四国地方は発電効率が高く、同じ設備を導入しても関東や東北に比べて売電収入が多くなる傾向があります。
経済産業省や気象庁、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)などが公開している「日射量マップ」や「年間日射量データベース」を活用すれば、都道府県単位でおおよその発電量を予測できます。

また、地域別に気象条件や積雪量、台風の影響なども考慮することで、実際の稼働率やメンテナンスリスクも評価できます。
例えば、冬季に積雪が多い地域では、発電停止時間が長くなり、利回りが下がる可能性があります。
逆に、災害リスクが比較的低い地域では、安定稼働による収益の見通しが立てやすくなります。

投資前には必ず複数地域の日射量データを比較し、発電量に対する予測精度を高めましょう。
加えて、現地の電力会社による出力制御の有無や、送電網の接続状況なども利回りに影響するため、地理的条件と合わせて総合的に判断することが大切です。
日射量データの活用は、太陽光発電投資の成功に直結する基本戦略の一つです。

 

 

5. 見積もり時に確認したい「発電シミュレーション」の注意点

見積もり時に確認したい「発電シミュレーション」の注意点

太陽光発電の見積もりには必ず「発電シミュレーション」が含まれますが、注意点があります。

(1)過剰な期待値になっていないか?

業者によっては販売促進のために高めの発電量を提示するケースも。システム損失や影の影響をどれだけ考慮しているか確認しましょう。

(2)計算根拠の開示があるか?

「日射量データ」「損失率」などの前提条件を説明してもらい、納得できるか確認します。

(3)同じ条件で複数社比較する

発電量シミュレーションの前提条件が違うと比較にならないため、条件を統一して比較しましょう。

 

 

6. 計算した発電量で「売電収入」「電気代削減額」を見積もろう

計算した発電量で「売電収入」「電気代削減額」を見積もろう
計算した年間発電量をもとに、売電収入や電気代の削減額を見積もることが大切です。
これにより導入の費用対効果や投資回収期間の目安が分かります。

電気代削減額の計算例
・年間発電量:4,000kWh

・自家消費率:70%(発電量の70%を自家消費)

・電気料金単価:27円/kWh

電気代削減額 = 4,000 × 0.7 × 27 = 75,600円/年

 

売電収入の計算例
売電量:4,000 × 0.3 = 1,200kWh

売電価格:19円/kWh(2025年の買取価格目安)

売電収入 = 1,200 × 19 = 22,800円/年

 

投資回収期間の目安
設置費用が150万円の場合、
(電気代削減額+売電収入)= 75,600+22,800=98,400円/年
回収期間= 1,500,000 ÷ 98,400 = 15.25年

このように発電量の計算は導入判断に不可欠です。

 

 

7.まとめ

 

本日は、太陽光発電量の計算方法について解説しました。

 

太陽光発電の発電量計算は、設置容量や地域の日射量、損失率の3つの要素を押さえれば、比較的簡単に見積もりの妥当性を判断できます。
正確な発電量を知ることは、光熱費削減や売電収入の見込みを立てるうえで非常に重要です。

 

本記事で紹介した計算方法や注意点を理解し、見積もりや導入判断の際に活用していただければ、納得のいく太陽光発電システムの設置が実現できるでしょう。

 

また、2025年度、太陽光発電・蓄電池をご検討されている方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にフクイシソーラーまでご相談ください。
福島県郡山市での豊富な太陽光発電・蓄電池設置実績と専門知識を活かし、お客様一人ひとりのニーズに合わせた最適なプランをご提案させていただきます。
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